2008年の天文的こよみ

たしか一昨年までは毎年更新していた「●月齢」と「二十四節気」の年間カレンダー。 私のなかでの忘備録のようなものでしたが、当ブログのアクセス解析を覗いてみたら、この記事（2006年版）が 「光害防止条例」 に次いでアクセスが多いようなのです。

意外に実用性あり？？　私自身、うっかりしていて注目の天文現象を見逃したっ！ってこともあったので、2008年の分を更新します（もうじき３月ですけど・・・）。

なお詳しい解説は、AstroArtsホームページなどが参考になると思います。

今年前半はおおむね月の初め頃、今年後半は月の終わり頃が 月明かりの影響がなく、星見に適しているようです。 もちろん、“月”そのものも面白い観測対象ですので、邪魔者扱いするわけではありません！

2008（平成20）年　月の暦とおもな天文現象

★１月８日●新月、　16日上弦、　22日●満月、　30日下弦

　　１月上旬、火星が接近中（－１．４等、視直径15秒角）、

　　１月22日 くじら座の変光星ミラが極大（周期332日）

★２月７日●新月、　14日上弦、　21日●満月、　29日下弦

　　２月１日　夜明け前の東空で金星と木星が大接近

　　２月25日　土星が衝（しし座の１等星レグルスの近くで見ごろ）

★３月８日●新月、　14日上弦、　22日●満月、　30日下弦

　　３月17日　かに座プレセペ星団の食（月齢９．９）

★４月６日●新月、　13日上弦、　20日●満月、　28日下弦

★５月５日●新月、　12日上弦、　20日●満月、　28日下弦

　　５月23日　火星（１．４等）がＭ４４プレセペ星団のなかを通過

★６月４日●新月、　11日上弦、　19日●満月、　26日下弦

★７月３日●新月、　10日上弦、　18日●満月、　26日下弦

　　７月９日　木星が衝（－2.7等、いて座で見ごろ。視直径47秒角）

★８月１日●新月、　９日上弦、　17日●満月、　24日下弦、　31日●新月

　　８月１日　シベリア～モンゴル～中国で皆既日食

　　８月12日　ペルセウス座流星群が極大（夜半以降は月明かりがなく好条件）

　　８月17日、部分月食（夜明け前の西空低く、月没帯食）

★９月７日上弦、　15日●満月、　22日下弦、　29日●新月

　　９月14日　中秋の名月

★10月７日上弦、　15日●満月、　21日下弦、　29日●新月

　　10月10日　海王星食（月齢11）

　　10月17日　おうし座プレアデス星団の食（月齢18.1）

　　10月21日　オリオン座流星群が極大

★11月６日上弦、　13日●満月、　21日下弦、　28日●新月

　　11月17日　しし座流星群が極大（条件は良くない）

★12月６日上弦、　13日●満月、　19日下弦、　27日●新月

　　12月14日　ふたご座流星群が極大（満月過ぎのため悪条件）

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2008（平成20）年　二十四節気と雑節

１月６日　小寒・・・寒気やや強し

１月21日　大寒・・・厳寒を感ず

２月３日　節分

２月４日　立春・・・春の気始めて立つ

２月19日　雨水・・・氷雪解け雨水温む

３月５日　啓蟄・・・冬籠りの虫声を啓く

３月20日　春分・・・春の最中、夜昼平分

４月４日　清明・・・草木清明、風光明媚

４月20日　穀雨・・・百穀春雨に潤う

５月１日　八十八夜

５月５日　立夏・・・夏の気始めて立つ

５月21日　小満・・・陽気盛ん、万物ほぼ満足す

６月５日　芒種・・・麦を収め稲を植う

６月10日　入梅

６月21日　夏至・・・夏の最中、日高く極まる

７月１日　半夏生

７月７日　小暑・・・やや暑熱を催す

７月22日　大暑・・・蒸熱酷暑を感ず

８月７日　立秋・・・秋の気始めて立つ

８月23日　処暑・・・暑気退かんとする

８月31日　二百十日

９月７日　白露・・・気界励露白し

９月23日　秋分・・・秋の最中、昼夜平分

10月８日　寒露・・・気寒く露草重し

10月23日　霜降・・・霜結んで厳霜白し

11月７日　立冬・・・冬の気始めて立つ

11月22日　小雪・・・寒く少し雪降る

12月７日　大雪・・・天地閉塞雪降る

12月21日　冬至・・・冬の最中、日低く極まる 

このほか昨年初頭のマックノート彗星や、秋のホームズ彗星のように突如予期せぬ現象に遭遇することもありますから期待しましょう～！　昨年は「かぐや」撮影の鮮明な月面や“地球の出”映像なども注目を集めましたね。

来年に迫った「奄美・トカラ皆既日食」の話題もそろそろ熱を帯びてくる時期かな～と予想しています。 私が子どもの頃から待ってた日食ですからねえ。 具体的にどこで見るか検討しますよ。