小惑星 “浄土平” を知っていますか? [星空への招待]
明るい星から肉眼では見えない暗い星まで、夜空には無数の星が輝いています。
そして、おもな星々には固有名詞が付いていて、「浄土平」という名前の星もあることをご存知ですか?
太陽をまわる火星と木星の間に、小惑星帯があります。
地球から約3億kmのところを、小惑星「JODODAIRA」が 5.3年周期の軌道で回っています。
標高約1600mの浄土平は周囲を山に囲まれて市街地の“光害”の影響を受けにくく、空気も清浄で交通の便も良いことから、天体観測の好適地となっています。1984年まで毎年夏に開催された天文ファンの集う星祭り「星空への招待」によって全国にも知られるようになりました。
こうした背景があり、1991年に2人の日本人によって発見された小惑星7766に、天文ファンになじみの深い「浄土平」の名前が付けられることになったのです。
小惑星「JODODAIRA」は直径約5km、明るさは16等以下で肉眼では見えませんが、浄土平天文台の望遠鏡なら写真に撮ることは可能です。
浄土平の夜空にJODODAIRAを探してみるのも楽しそうですね☆彡 (あさお)
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『浄土平にゅ~す』(印刷版)No.95 (浄土平ビジターセンター 2008年8月23日発行)に掲載
2008-08-24 00:01
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